師走の街路にふたりで衣装を着込みつつ笑う売り子の少女
Happy salesgirls

2006年1月14日
 年の瀬に向かう師走(しわす)の暮れの頃に街を飾り俄かに色づく時節は、異国に源流を秘める教えの『聖なる日』。日本(にほん)の大地の津々浦々に息づく数多の街は、この頃にいたり、その色煌びやかな装飾―そして色恋に心染めゆく者たちの歩みの姿をたたえる。

 クリスマス―雪待ちの季節を彩るこの祭日を控え見て沸き立つ市街の通りに、店の売り子(うりこ)をつとめる少女はふたりで笑ってみせた。パン屋さん―その店先に台を構えつつ、行き交う者たちの目におすすめするはケーキ―クリスマスケーキ。

 真っ赤な衣装(いしょう)―サンタクロースの服にその身を包みつつ、菓子の品々を携えながらに営む少女の誘いのひととき。極めてやかましいふたりのその挙動は、ふと脇から見た傍観の者にあまりに楽しそうな―しばしの和気を感じさせたのであった。

 おそらくは―いや間違いなく―始まり間もない冬休みの日を楽しむ女子小学生。

 この地―大阪(おおさか)は上町台地(うえまちだいち)に古くから刻まれてきた歴史の痕跡を未だ色濃く留める町、・・・賑わう空堀(からほり)の街にそうして過ぎゆく年の暮れ時。また色づく街路のいろどりとともに、楽しむ少女の嬌声とともに。


少女|日本|世界採集写真館

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