夏めく大学の街の小庭で水遊びをする幼女たち
Girls swim

2007年5月24日
 広大にわたる大陸ユーラシア(Eurasien)の西のはずれ。地に名高いゲッティンゲン(Göttingen)という街は、ドイツ連邦共和国(Bundesrepublik Deutschland)のほぼ中央、山地ハルツ(Harz)の高峰を見据える低地ザクセン州(ニーダーザクセン州―Land Niedersachsen)のうちの東南のところにあって、西欧の歴史にその名を轟かすゲッティンゲン大学(Georg-August-Universität Göttingen)を据える大学(だいがく―Universität)の街として今の世に知られている。

 この街に六月(Juni)も間近に迫った頃。どこかの屋外―庭に置かれたプール(Schwimmbecken)に響き渡る水の音、それぞれの色の水着(Badebekleidung)をその身にまとって、幼女たちは水遊びのときを過ごしていた。

 揺れる浮き輪に水面(みなも)、照らす陽光を返す濡れ髪。今上がったところ、と大きなタオル(Tuch)を身に巻き、うしろの隅からそれらを見つめる幼女。

 南東に位置するライネフェルデ(Leinefelde)から流れるライネ(Leine)川の河畔を織り成すゲッティンゲンの街は、この地が東西に分たれていた時代―世に言う冷戦(れいせん―Kalter Krieg)の頃には、まさしくその東西を分かつ境界を隣のライネフェルデとの間に据えていた。

 歴史深き内陸の街を吹き抜けてゆく大陸の風がそこに伝えるは、これからうつろう暑い季節か。笑み踊る幼い遊興のとき、夏めく大地のひとときとともに。


水着幼女|ドイツ|世界採集写真館

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