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太平洋(たいへいよう)に連なる海を見据える小さな海辺の町の海水浴場―そこはユーラシア大陸の東の外れは大韓民国(だいかんみんこく―대한민국)の東北のすみ、北鮮(ほくせん―북선)にまたがり広がる江原道(こうげんどう―강원도)のうち束草(そくそう―속초)という市(시)の、潮波迫る章沙洞(しょうさどう―장사동)という名の砂浜。 寄せては返してまた揺らぐ波のなかで、姉妹は紐(ひも)で繋いだ浮き輪にその身をくぐらせつつ、まさに夏のひとときを遊んでいた。 幼い水着(수영복)にスイミングキャップ、それらを着けたあらわな肌も潮水に濡れてつや光る。 国内に有数の観光地そして保養の地として愛されている束草は、この地に秘境と名高い連山、文化財に温泉などなど、数多の見どころを控え、熱の盛りの季節にあらずも、訪れる者をとめどなく町に受け入れてゆく。 訪れ久しい夏の日のとき。これからうつろう季節を近くに見据えながらに過ぎてゆきます、幼い姉妹の彩りたたえた海辺の享楽の町の一日。
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