都の街の丘の神殿に週末をひとり過ごす幼女
Little girl in front of the pantheon

2007年6月9日
 花の都―芸術の都―歴史豊かなガリア(Gaule)の都(みやこ)―その存在を讃える数多の異称とともに、人の世界の今に広くその名を馳せる町。そんなフランス共和国(République française)の首都―パリ(Paris)に訪れたあたたかな初夏の週末(しゅうまつ―week-end)の日。

 街を貫流するセーヌ(Seine)。その流れの一角の左岸に広がる街―カルティエ・ラタン(Quartier latin)は、処にさまざまの色を見せるそのほかの街区に同じく観光の人々の歩みをたたえながら、そして多くの学生たちの学びの足取りをたたえながら、今日もその歴史を刻む。

 街を彩る小高い丘(おか)―亡き時代の聖者に捧げられた丘・・・その上に聳え、眼下の街路に孤影を映して佇む神殿(しんでん)。幼女ひとりでそのときを遊ぶそこは、ここフランスの国に生きてはまた去っていった烈々たる偉人たちを祀り奉ずる霊廟(れいびょう)―神殿―そのパンテオン(Panthéon)の真ん前。大きな大きな格子(こうし)の扉を触りながらにうろうろ。

 これから始まる季節を先取り少しの衣(ころも)に吹き抜ける風を受けつつ、ただ過ごす暇のひととき。

 過ぎゆく街の刻とまたいっしょに。


幼女|フランス|世界採集写真館

Copyright (C) 2007-2009 Ψ, except all images.
Powered by f.nsview.net/