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連なる峰(みね)は大火山の峰。 信濃(しなの)の国―長野県(ながの-)の中部に聳える八ヶ岳(やつがたけ)の連峰(れんぽう)、靴から服から二つおさげの髪まで揃えた幼い姉妹のほほ笑みこぼれた、そこは、この連峰の北のはずれに横たわる名山、頂に神社の奥社を据え置き、古来より霊峰として仰がれてきた日本百名山のひとつ、人呼んで蓼科山(たてしな-)を仰ぎ見るところだ。 おちないように・・・そわそわそわそわ・・・ 皐月(さつき)の五月晴(さつきばれ)のこの日―世人の言うところにいわゆるこれゴールデンウィークの最後の日。信州(しんしゅう)のあたたかな風に撫でられ、幼い姉妹の幼女なる日々、そんないつかに弾んだお休みの終わり、刻んだ午前のひととき。 |
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