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遥かなる太平洋(たいへいよう)の大海原を南に見据えるところ、そこは日本列島(にほん-)の南西のほうに浮かぶ島―四国(しこく)、そのうちの更に南方は高知(こうち)のどこぞか。 ひらひらのフリルに飾られた水着にビーチサンダル―幼児(おさなご)に独特の丸みを帯びた肌をあらわに、というその姿が伝えますように、そこは寄せてはまた返してゆく潮波の音を絶え間なく湛えるところ、そう夏の日の砂浜。 麦藁帽子(むぎわらぼうし)のつくる影のもと、たまり真っ直ぐに送ったまなざし。 瞳の先に見るはそこに立った旅人ぎりか、それともほかにもなにかを見つけてみたところなのか。 真夏の盛りに向かって過ぎてゆく季節のなかで、享楽を遊ぶ幼女の夏の日のひとときがともに過ぎてゆく。
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