頬に指押して笑う幼女と夕闇の町の夏祭
This little girl's mother..

2006年7月15日
 『うふ☆』

 西海道(さいかいどう)と山陽道(さんようどう)とを隔てる大瀬戸(おおせと)の潮を間近に見据える九州北の端―北九州は小倉(こくら)の町は、年の夏めく文月(ふみつき)のなかの頃に、巡る盛大な囃子(はやし)と太鼓(たいこ)の響きをたたえる。

 小倉祇園太鼓(-ぎおんだいこ)。江戸(えど)の時代から途切れることなく続いて歴史を今に伝えるこの祭(まつり)は大いなる響きをもって、あらゆるものが奔放なこの地をその古来から跨ぐ日のうちに飾り、そしてこの日をまた沸かせていた。

 暮れの光の射す夕のとき。空を割る囃子の喧騒をそばに、黄金(こがね)のひざしを映す水面をうしろに、幼い丸みをとどめる指でその頬(ほほ)をぷにりと押さえてこぼした幼女の笑みの小しらべ。

 さあ―祭のざわめきをうちにたたえて、ひとときは夏の宵闇に向かう。
  • あっ!
  •  やっさやれやれやれ!
  •  ...
  • 先の先帝
  •  小倉の祇園
  •   雨が降らねば金がふる
  •  よりのよかげにようさんわろうては
  •    またの今宵に星がふる
  • ...


幼女|日本|世界採集写真館

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