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海峡―日本海をその東に、また南に見据えるその街は、ユーラシア大陸の東の外れ、大韓民国(だいかんみんこく―대한민국)に随一の大なる都市、釜山(ふざん―プサン;부산)を織り成す市街のいずこか。 公園のなかをひとりでどこかへ向かって歩いてゆく夏衣(なつごろも)の幼女、不意にかふと脇になにかを見止めてみる。花の色舞う幼児衣に、幼児の丸みを留めたやわらかげな身体を、二つ結びの髪揺らしながら、どこかへと運ぶ、さてどこへ。 街の見据える海の峡(はざま)の向こうは、さして遠くもなきところ、異国の島の浮かぶところ。まなざしの先になに思う、夏の盛りの幼い日どき。
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