大陸の山岳の町に編んだ髪を垂らしつつ微笑む少女
Girl, Tagong

2005年8月23日
 欧亜(おうあ)の大地の東方―中国大陸(ちゅうごく-)のまさに奥地と言えよう四川(しせん)という名の省(しょう)は、その西において―古くはチベット(西藏)という名の国であったところの一部に―今にチベット自治区(-じちく)と呼ばれるところの地に接する。

 そうしたところであるからか―内の各所にチベット族(藏族)と呼ばれる民族の営みの処を抱える四川の地。高きところの草原にあって、そこに塔公(とうこう)という名を控えるその西北の小さな町もまた、そうした処のひとつ―壮大な自然とともにある田舎町。

 観光の町と化して久しく、それでも変わることなく民の営みをたたえる町。そんな町のほどあたたかな季節。編んで垂らしたその髪を脇にほほえむ少女も、そこにその日々を営む居住の民のひとりであった。

 暮らす者たちのうちの多くをチベット族―ここ中国では少数民族と見なされた民の占める町。かの大陸から海を隔てた島国―日本(にっぽん)にいたならば、ちょうど小学生(しょうがくせい)―女子小学生(じょししょうがくせい)といわれる年のころを思わせよう、そんな少女も、そうした民の子としてその生を享けた娘。

 緩めた桃色の唇(くちびる)をひかえ、ともに緩めた瞳のまなざしの先に何を見、なに想う。いずれながらもまた今日の日も―そこにそうして暮らすのでしょう、大地の遥かなる風とともに。


少女|中国|世界採集写真館

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